ベンチャー企業のエブレン(東京都八王子市小宮町785の1、社長上村正人氏、tel.0426-46-7171)は、PICMG(PCIインダストリアル コンピューター マニュファクチャーズ グループ)によって企画されたコンパクトPCI規格のバックボードとラックユニットを発売した。
バックボードのスロット数で4スロット(650-CPCI04、価格は43,000円を予定)、6スロット(650-CPCI06、同56,000円)、8スロット(650-CPCI08、同69,000円)の三種類で、バックボードの回路構成はいずれも8層構造となっている。
PICMGは、パソコンの業界標準バスとして世界的に普及しているPCIバスを産業用システム向けに標準化することを目的として結成された米国に本拠を置く業界標準化団体。現在140社以上の企業が参加しており、エブレンもそのメンバー。
新製品はCPU供給電源(VIO電源)は+3.3Vまたは+5Vのいずれかを任意に設定して供給できるのが特徴。
ラックユニットは、バックボードと電源、ファンが内蔵されており、モジュール基板のプラグインだけで、システムを立ち上げることができるようにした。